アイヌ民族は日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族です。独自言語のアイヌ語をはじめ、万物に魂が宿るとされている宗教観、独特の文様による刺繍、木彫り等の工芸など、固有の文化を発展させてきました。祭りや家庭での行事などに踊られる「アイヌ古式舞踊」は、現在18の保護団体が、国の「重要無形民俗文化財」に指定され、さらに「ユネスコ無形文化遺産」にも登録されています。2020年7月12日、白老町に誕生した「ウポポイ(民族共生象徴空間)」では、「国立アイヌ民族博物館」や体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」などがあり、アイヌ古式舞踊や楽器演奏など、アイヌの伝統芸能を体感することができます。
