明治10年(1877)4月16日、任期を終えたクラークは職員や学生たちと札幌を後にし、約20キロメートル離れた島松(現在の北広島市島松)に到着します。見送りに来た一行とこの地で別れることとなったクラークは、教え子らに「Boys, be ambitious(青年よ、大志を懐け)」という言葉を残し、米国への帰途についたといわれています。
この有名な言葉は誰もが知るところですが、その舞台となったのがここ北広島市だったのです。
その後、教え子らによってクラークと一行が別れた地に記念碑が建てられることとなりました。昭和26年、当時を知る佐藤昌介らの証言から中山久蔵宅(現在の旧島松駅逓所)付近に「クラーク記念碑」が建てられました。
